建築家Oさんの自宅兼事務所にて、ソリッドな素材感が美しいキッチンの制作をしました。
現場でのディスカッションから、このキッチンの概要が決まりました。分厚いステンレスを継ぎ目なく溶接し、研磨仕上げで削り出したようなソリッド感のあるシンクと一体となるように、大きなボリュームのキッチンをナラ材で構成しました。そのため、プッシュ式扉をグリッド状配置し、食洗機などのユニットが収められています。
無垢板の扉は、20mmに設計。木材の狂いを極力抑えるように制作しました。乾燥による狂いを避けるため、冬に伐採された木目の詰まったものを使用しています。
Oさんが、細心の注意が必要な建築設計の合間に、ノイズの少ない空間で過ごす事のできるようなLDKの実現に努めました。